血液の鉄人の医学切手の部屋

今までに収集した世界各国の医学切手を使用して、医学の歴史・医学に貢献した人物・切手に描かれた病気や各種臓器など興味深くかつ理解しやすく紹介します。

ご存知のように、水銀(Hg)は原子番号80の元素で、常温、常圧で凝固しない唯一の金属元素です。この水銀を初めて凝固させたのは、ミハイル・ワシリエヴィチ・ロモノーソフです。ミハイル・ワシリエヴィチ・ロモノーソフ  (1711~1765)は、ロシアの博学者、科学者、作家で、文 ... もっと読む

マルタ騎士団は、"エルサレム、ロードス及びマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道会"が正式な名称です。中世ヨーロッパ3大騎士団の一つで、その中でなんと唯一今もまだ現存する約900年の歴史を誇るカトリック修道会の騎士団です。マルタ騎士団は元々、聖地エルサレム ... もっと読む

ハチミツにはボツリヌス菌が含まれている事があり、これを1歳未満の赤ちゃんが食べてしまうと、赤ちゃんの腸内でボツリヌス菌が定着・増殖し、乳児ボツリヌス症という感染症を引き起こすことがあります。栄養価の高いハツミツですが、1歳未満の赤ちゃんにはリスクが高い食 ... もっと読む

経口避妊薬は1959~1960年にかけてベルギーの産婦人科医であるフェルディナンド・ピーターズ(1918~1998)によっハチミツは1歳以下の子供には危険!!て開発されました。経口避妊薬は米国の内分泌代謝科医師グレゴリー・ピンカス(1903~1967)によって開発されたとも言われてい ... もっと読む

1921年夏、カナダの外科医フレデリック・バンティング(1891~1941)と助手のチャールズ・ハーバート・ベスト(1899~1978)は犬の膵臓からインスリンの抽出に成功します。バンティングとベストは膵臓抽出物を糖尿病の犬に投与しますが、この投与によって犬の血糖が200mg/dL ... もっと読む

世界の糖尿病人口は5億3,700万人で、成人の10人に1人(10.5%)が糖尿病に罹患しているます2021年)。日本の成人の糖尿病有病者数は1,100万人と推定されていて、2021年の調査では世界順位の9位になっています。糖尿病は急性の症状よりも慢性合併症が怖いのです。慢性合併症とし ... もっと読む

謹  賀  新  年本年もよろしくお願いいたします。 ... もっと読む

多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)は、中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患で、時間的・空間的に病変が多発するのが特徴です。この疾患はフランスの病理学及び解剖学者であったジャン・クルヴェリエ(1791~1874)によって1835年に初めて報告されました。この疾患で全経過中 ... もっと読む

1945年10月16日に国連食糧農業機関( Food and Agriculture Organization of the United Nations:FAO)が創設されたことを記念し、毎年10月16日は、世界の食料問題を考える日として、国連により1981年から世界食料デー(World Food Day:WFD)として定められています。この催し ... もっと読む

マスノスケとはサケ目サケ科に属する魚で、英語名はキングサーモンのことです。マスノスケはサケの仲間でもっとも大きくなる種のひとつで、体長147cm、体重57kgになるものもいるそうです。国内で流通するものの殆どはアラスカやロシアなどからの輸入もの(主に海中で養殖され ... もっと読む

オットー・フォン・ゲーリケ(1602~1686)は、ドイツの物理学者、工学技師、かつ政治家でもあり、真空の研究で知られています。銅製の半球状容器(マクデブルクの半球)を2つ組み合わせ、その内部の空気を真空ポンプで排気すると、2つの半球は容易に離れないという実験で ... もっと読む

日本の皮膚科医である皆見省吾(1893~1975)が、1923年にクラッシュ症候群を初めて報告しています。皆見省吾はドイツ帝国留学中に論文を「Virchows Archiv」誌に寄稿していますが、これは第一次世界大戦の戦傷の腎不全による死者の病理学的検討です。1941年第2次世界大戦中の ... もっと読む

アルポート症候群とはあまり聞いたことのない病気ですが、アルポート症候群は慢性腎炎、難聴、眼合併症を呈する症候群で、しばしば末期腎不全へと進行します。アルポート症候群はIV型コラーゲンの異常に基づく先天性疾患です。南アフリカ人医師のセシル・アルポート(1880~19 ... もっと読む

2021年は、果実と野菜を摂ることによってもたらされる栄養上・健康上の利点について世界的に認識を深めることを目的に国連が定めた国際果実野菜年(International Year of Fruits and Vegetables:IYFV2021)でした。2019年12月に開催された第74回国連総会にて2021年を「国際 ... もっと読む

狂犬病は、狂犬病ウイルスを持つ動物に、咬まれたり引っ掻かれたりしてできた傷口から狂犬病ウイルスが侵入して感染する病気で、水などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病または恐水症と呼ばれることもあります。狂犬病は一度発症すれば効果的な治療法はなく ... もっと読む

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